AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 10-11
No.31 Oct. 2003 / Nov. 2003


日本語版 SJR 10月/11月号 (No.31)(PDFファイル)

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表紙

アリアン5型第1段の垂直引き起こし作業

Contents

表紙  (PDFサイズ:354kB)


世界のCEOに聞く   (PDFサイズ:101kB)
アリアンスペース社 ジャインブ・ルガルCEO

「私は衛星サービスとそれに対応した衛星の需要は、継続的に成長してゆくと考えており、1990年代に予想されたような高さには決して達しないまでも、最近数年のようなレベルよりは高いところで間違いなく安定的になるだろうと見ております。」アリアンスペース社 ジャインブ・ルガルCEOへのインタビューを掲載いたしました。
(インタビュー担当:本誌 植田剛夫)


Executive Comment   (PDFサイズ:113kB)
第3代JFSC会長就任ご挨拶

AIAA-JFSC総会において第2代会長の谷口一郎氏(三菱電機株式会社取締役会長)の 後任として第3代会長に指名された飯田尚志(通信総合研究所理事長)の挨拶を掲載.


AIAA-ICSSC-21報告

2003年4月15日から19日にパシフィコ横浜にて開催された第21回AIAA通信衛星システム国際会議(AIAA-ICSSC-21)において、4月16日に開催されましたプレナリーセッションA及びBの概要を報告いたします。

Plenary A  (PDFサイズ:1181kB)
Plenary B  (PDFサイズ:175kB)


スペースジャパンクラブ(15)   (PDFサイズ:285kB)
サリー大学のDr. Zhili Sunに聞く

「宇宙技術の進歩により、小型衛星には大きな可能性が開けてきました。地球観測、通審、GPSなどの分野で、多数の小型衛星を展開するメリットがあります。」
(インタビュー担当:本誌 風神 裕)


セレクテッドペーパー(Selected Paper) (PDFサイズ:143kB)
"Study on Satellite Communications using Ultra Wideband (UWB) Signals"
by Yoshio Kunisawa et. al.

2003年10月に東京都で開催された電子情報通信学会 日韓共催衛星通信研究会にて発表された「衛星通信におけるUWB適用の一検討」について紹介します。衛星帯域500MHzを複数帯域に分割して使用するマルチバンドUWBの適用可能性について紹介します。


衛星通信と私   (PDFサイズ:83kB)
三菱電機株式会社 鎌倉製作所 江島 二葉

「大勢の、様々な分野の人が力を合わせて作る衛星という大きな製品。そこには夢もあり、華やかな一面もある。その裏には小さな基板設計から衛星インテグレーションまでの地道な作業の積み重ねがある。そんなところに私は魅力を感じている。」 三菱電機株式会社 鎌倉製作所で衛星ミッションの設計・製造・試験・評価のお仕事をされている江島二葉さんにお話を伺いました。


(1)Space Japan Milestones
「ロシアよりSERVIS打ち上げ成功」無人宇宙実権システム研究開発機構(USEF)
金井宏
  (PDFサイズ:120kB)

2003年10月30日午後4時43分、ロコット打上機はロシア語でのその名の通り「轟音」とともに空をオレンジ色に染めて飛び立った。2000年5月にUSEFが開発を進めるSERVIS衛星の打上げ機選定準備の一環として初めてプレセツク射場を視察に訪れてから3年5ヶ月が経っていた。ここでは、今回の打ち上げについて報告する。


(2)Space Japan Milestones
「PanAmSat社との共同保有衛星Horizons-1の打ち上げ成功」
JSAT株式会社
  (PDFサイズ:270kB)

2003年10月1日午後01時03分(日本時間)、赤道上ハワイの南およそ2,240kmの海上から、Sea Launch社のロケットにより衛星が打ち上げられました。この衛星の名称は「Horizons-1」。JSATと米国大手の衛星通信事業者PanAmSat社が共同で保有する通信衛星です。これによりJSATは、アジアで初めて北米上空に衛星を保有する衛星通信事業者となりました。


学会だより
(1)「IAC2003に参加して」
通信総合研究所 飯田尚志(PDFサイズ:495kB)

第54回IAC(54th International Astronautical Congress : IAC2003)が2003年9月29日〜10月3日の6日間、ドイツ・ベレーメンで開催された。ここでは、その概要をご紹介いたします。


(2)「国際宇宙大学サマーセッションプログラム'03参加報告」
独立行政法人通信総合研究所 蓑輪 正(PDFサイズ:495kB)

2003年夏期9週間にわたりフランスストラスブールで国際宇宙大学(International Space University)主催のサマーセッションプログラム(Summer Session Program 03: SSP03)が開催されました。ここへ参加した通信総合研究所の蓑輪正さんによる体験記です。


Topics from Within
「第5回AIAA-JFSC総会の開催」
通信総合研究所 若菜弘充(PDFサイズ:42kB)

平成15年10月9日(木)、第5回AIAA衛星通信フォーラム(JFSC)の総会が独立行政法人通信総合研究所で開催されました。この総会の模様を紹介いたします。


Capital Product & Review
「JSFCの活動から衛星通信の本がAIAAから発行さる」
Satellite Communications in the 21st Century: Trends and Technologies, edited by (PDFサイズ:264kB)
T. Iida, J. N. Pelton and E. Ashford, AIAA

レビュー:この教科書は、これまでの衛星通信システムに関する基本的技術的情報を伝えることにとどまらず、衛星の新しい利用形態としてインターネット等ブロードバンド通信への利用、高度な移動体通信への利用等今ホットな話題となっている技術についての解説が述べられている。また、今後30年を見据えた長期的展望についても言及しており、衛星通信技術をこれから学ぶ学生、技術者諸氏に最適なだけでなく、現在衛星通信システムの開発運用に携っている専門家にも役立つ著書である。


世界のニュース(PDFサイズ:92kB)

1 Arianespace社は、DIRECTV 7S衛星打上げをSea Launchで行なうと発表
2 Orbital社はNASAからペガサス及びトーラスでの衛星打上げ契約を受注
3 JSAT社は通信衛星「Horizons-1」の打上げに成功したと発表した。
4 EADS AstriumはSkynet 5を受注
5 環境観測技術衛星「みどりII」異常発生

JFSC委員会構成  (PDFサイズ:8kB)

10/11月号編集後記

AIAA衛星通信フォーラムは、10月から飯田尚志氏を新会長とする新体制のもとで活動を続けています。今回は、新体制のもとでの最初のSpace Japan Reviewの発行となります。今回はサービス衛星の打ち上げ、ホライズン打ち上げ成功と2つの嬉しいニュースを掲載することができました。アリアンスペース社のルガルCEOは、「数年のうちに打ち上げマーケットの状況改善という形が現れてくる」と述べています。三菱電機の江島さんは大勢の様々な分野の人が力を合わせて作る衛星の魅力を語っています。衛星通信のさらなる発展のため、AIAA衛星通信フォーラムへのご支援、ご協力をお願いいたします。

(本号編集責任者 K.S.)


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
通信総合研究所 無線通信部門内
FAX:042-327-6698
E-mail:wakana@crl.go.jp


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