AIAA 衛星通信フォーラムSpace Japan Review 6, 7, 8, 9/2015No.89, June/July/August/September 2015 日本語版 SJR 2015年6, 7, 8, 9月号(No.89) (PDFファイル) 最新の記事は念のためリロード(更新)して、ご覧ください。 |
HTV(こうのとり)5号機 提供 JAXA |
CONTENTS |
表紙 HTV(こうのとり)5号機 提供 JAXA (JPEGサイズ:88kB) |
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Executive Comment 通信衛星の世界動向と国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構の取り組みについて 宇宙航空研究開発機構 理事 今井良一 (PDFサイズ:265kB) 2015年4月、宇宙航空開発研究機構(JAXA)は国立研究開発法人として新たなスタートを切りました。宇宙航空分野の中核的実施機関として国の施策を技術で支えるこれまでの役割に加え、社会が抱えるさまざまな課題の解決に向け、日本全体としての研究開発成果の最大化を目指して、付加価値の高い技術の創出に取り組んで行きます。このために、JAXAの研究開発体制を一新しました。 |
特別記事(Special Report) 宇宙の安全保障への利用 -新しい宇宙政策に向けて- 宇宙アナリスト 坂本規博 (PDFサイズ:697kB) 2015年1月に策定された新たな宇宙基本計画においては民生分野における宇宙利用推進、産業・科学技術基盤の育成強化とならんで宇宙安全保障の確保が大きな政策として掲げられています。本稿ではこの分野に豊富な知識をもつ宇宙アナリストの坂本規博氏に執筆をお願いしました。筆者の略歴は文末に掲載しています。 |
特別記事(Special Report) 宇宙保険から見た「衛星のリスク」 宇宙保険の特異性と衛星設計との関係にまつわる3つの話題 慶応大学大学院法学研究科非常勤講師 元・東京海上日動火災保険株式会社 航空保険部部長 白井 恭一 (PDFサイズ:392kB) 「実は、筆者が携わっていた業務は、保険業界の中でもかなり特異な分野でした。損害保険会社(生命保険会社を含みません)に勤務する社員数は国内だけでも約10万人に達していますが、その中で、宇宙保険の引受けに関与した経験がある人数は、累計でもせいぜい10数名でしょう。世界を見渡しますと、保険会社の数は数万に達するのではないかと言われていますが、宇宙保険を「扱い品目」としてもっている保険会社はたった40社にすぎません。つまり、世界の大半の保険会社は、宇宙保険を扱っていないのです。」 |
Space Japan Book Review 衛星通信研究者が見た ケヴィン・ケリー,服部桂訳: "テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか"みすず書房, 2014. Kevin Kelly: “What Technology Wants”, Viking Adult, 2010. Reviewer: 編集顧問 飯田尚志 (PDFサイズ:342kB) 著者のケヴィン・ケリーは,著述家,写真家,環境保護論者,アジア及びディジタル文化の研究者である。彼は,1952 年生まれ,ロードアイランド大学を1年で中退してほぼ10 年間バックパックを背負ってアジアを隈無く旅行し,テクノロジーという覆いを取り去った経験をすることができたということである。1983 年に「Whole Earth」創業者のスチュアート・ブランド(Stewart Brand)に雇われ,1992 年にネットワーク文化の代表雑誌といわれる「Wired」誌の創刊編集長に就いた。著書に「複雑系を越えて(1999,アスキー)」や「ニューエコノミー勝者の条件(1999,ダイヤモンド社)」があるということである。さて,「テクニウム」とは何かであるが,本書著者はグローバルで大規模に相互に結ばれているテクノロジーのシステムを指すものとし,ハードウェアの範疇を超えあらゆる種類の文化,アート,社会組織,知的創造のすべて,即ち,ソフトウェア,法律,哲学的概念なども含む言葉であるとしている。 |
From Aerospace America 衛星製造のイメージが変わる! デブラ・ワーナー (PDFサイズ:844kB)
衛星製造業者たちは、3-D プリンタで製作した金属部品を衛星に搭載しはじめている。やがて、このような積層造形加工の部品が、クリーンルームでロボットによって衛星に多数組み込まれる日が来るかもしれない。デブラ・ワーナーが、来るべき衛星製造の変革を展望する。 |
編集後記 |
From Editor
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編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会 |
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