AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 2 & 3
No.78, February / March 2012

日本語版 SJR 2 & 3 月号 (No.78) (PDFファイル)

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Cover

イリジウムとコスモスの衝突によるデブリ分布(4ヶ月後)
シミュレーション結果
提供:九州大学、花田俊也教授
CONTENTS
表紙
イリジウムとコスモスの衝突によるデブリ分布(4ヶ月後)
シミュレーション結果
提供:九州大学、花田俊也教授
(PDFサイズ:2045kB)
特別記事
デブリの本質の理解に向けて

(有)QPS研究所
八坂哲雄 (PDFサイズ:413kB)

「つい最近、東京の品川で「人類の持続的宇宙開発利用のための国際シンポジューム」が開かれ、日米欧の研究者、政策担当者の参加にふくめ、日本政府要人の出席もあったそうである。1990年代初めに「デブリ研究会」を立ち上げた時から考えると文字通り隔世の感がある。」八坂哲雄先生にデブリの現状、一般の人でも宇宙物体の危険性が認識できる指標Debris Indexなどを通して、デブリとは何かをわかりやすく執筆いただきました。

> 研究開発方法論 衛星通信の研究から研究一般へ
【最終回】東日本大震災のショックと国の研究
飯田尚志,JFSC 特別顧問,AIAA フェロー
(PDFサイズ:1.27MB)

本オピニオンでは,衛星通信,特に安全保障としての衛星通信の研究開発の進め方について議論したい。その理由は,この渾沌の21 世紀に対処するべく,安全保障関連の研究開発の必要性,特に,衛星通信の研究開発が益々重要になってきているからである。その際,衛星通信の研究開発だけでなく一般の研究開発においても通ずる研究開発方法について,筆者の元職の通信総合研究所のマネージメントの経験を踏まえて議論する。従って,内容は筆者の独断と偏見に基づくものであるが,オピニオンということでご容赦願いたい。
本シリーズの第1回では,競争優位と研究者の心構えについて,第2回では,研究マネージメントはどう考えるべきか,第3回では安全保障に関わる研究の進め方について考えてきた。第4回は最終回として,東日本大震災のショックが研究開発にどのように影響し,どうすればいいのか,国の研究機関はどう対処していけばいいのか議論したい。特に,科学技術政策として次の2つ,国の研究開発を安全保障にシフトさせること,攻勢に転じる技術イノベーションを起こさせるためのdeep craft を醸成させることを提案したい。

> 衛星余話
安全保障のための衛星開発について
リモート・センシング技術センター
常務理事 池田 要」
(PDFサイズ:206kB)

「国土の保全から、大きく変わりつつ地球環境の把握、異常気象や災害対策に至るまで、いわゆる安全保障の考えももっと広げていいのではないか。」
1998年8月31日テポドンミサイルの発射によって始まったともいえる我が国における安全保障のための衛星開発。当時の政府部内での状況や宇宙開発事業団での開発状況を当時科学技術庁研究開発局長、その後宇宙開発事業団理事をされていた池田要氏に執筆いただきました。

> Space Japan Interview
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと
「過疎地域における医療サービス拡充補完・補強の役割が期待される衛星通信」その4
−可搬型移動機及びハンドヘルド型移動機の自立電源用太陽光発電システムの動向―
磯 彰夫
(PDFサイズ:718kB)

Space Japan Review「可搬型移動機及びハンドヘルド型移動機の自立電源として太陽光発電システムの説明をいただきました。改めて、太陽光発電システムの特徴を話していただけますか。…」

> Space Japan Book Review 1
"テクノロジーとイノベーション 進化/生成の理論"
Reviewer: 飯田尚志 編集顧問 AIAAフェロー
W・ブライアン・アーサー著,有賀裕二監修,日暮雅通訳: , みすず書房, 2011.
(原本)W. Brian Arthur: “The Nature of Technology What Is and How It Evolves”, Free Press, 2009.
(PDFサイズ:275kB)

「本書の著者(W.B.Arthur)については,私が参考文献[1]でweb2.0のことを書いた中で,インターネットが現れたことが産業革命の黎明期と酷似しているとの見解を引用したこともあり,注目していた。本書は技術開発とイノベーションについて論じていることと,本書の中には当然宇宙開発関係も引用されていることからSpace Japan Review の書評として適するものと考えた。」

> Space Japan Book Review 2
Success Stories in Satellite Systems
衛星システムのサクセスストーリー
首都大学東京 教授
福地 一
編集:D.K.Sachdev 出版社: AIAA 2009
(PDFサイズ:136kB)

「米国航空宇宙学会(AIAA)が発行するシリーズ ”The Library of Flight” の中の書籍で、衛星通信や衛星測位の黎明期をそれぞれのリーダ達がエッセイ風に回顧している。後述の目次に示すように、各章は衛星システム毎に独立しており関心のある章だけを読むということも十分可能だろう。」


> 学会だより
JC-SAT2011報告
電子情報通信学会 衛星通信研究専門委員会
委員長 加藤寧(東北大学教授)
(PDFサイズ:175kB)

「JC-SAT2011は2011年12月12、13日に愛知県名古屋市の名古屋大学にて開催された。当初JC-SAT2011は宮城県仙台市にて10月の開催を予定していたが、3月11日の東日本大震災の影響を考慮し、会場及び開催日程を変更しての開催となった。」

> 世界のニュース
通信衛星やロケット打上げに関する世界の最新ニュースをお届けします。

編集後記
From Editor


衛星通信フォーラム(JFSC)委員会構成(2011年10月13日版)  (PDFサイズ:108kB)


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所内

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