AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review, No. 97, Summer 2017
No.97 Summer 2017

日本語版 SJR 2017年夏号(No.97) (PDFファイル)

最新の記事は念のためリロード(更新)して、ご覧ください。


Cover

三菱電機鎌倉製作所新衛星生産棟(完成イメージ図)
提供:三菱電機株式会社
詳しくは特別記事「宇宙システム事業の更なる成長に向けた施策・取り組みについて」をお読みください。
CONTENTS
表紙
三菱電機鎌倉製作所新衛星生産棟(完成イメージ図)
提供:三菱電機株式会社
(PDFサイズ:3.766MB)
特別記事
宇宙システム事業の更なる成長に向けた施策・取り組みについて

三菱電機株式会社 宇宙システム事業部長
中畔 弘晶
(PDFサイズ:170kB)

三菱電機は1960年代より宇宙事業に取組み、これまで国内外で560を超えるプロジェクトに参画してきました。現在も国内官需衛星の開発を通じたインフラ構築を通じて獲得した技術を商用衛星へ展開し事業拡大を進めております。また、宇宙基本計画の制定により実利用衛星の中長期的な開発計画が明確化されたことから、今後国内官需衛星の伸びが見込まれると共に、国内外の通信事業者を顧客とする商用通信衛星の需要は堅調に推移しています。こうした事業環境に対応すべく、当社鎌倉製作所に新衛星生産棟を建設し、人工衛星の並行生産能力を10機から18機に増強を行うこととしました。

> Space Japan Book Review #1
衛星通信研究者が見た
トーマス・H・ダベンポート,ジュリア・カービー,山田美明訳,石崎雅之解説: "AI 時代の勝者と敗者 機械に奪われる仕事,生き残る仕事", 日経BP 社, 2016.
Reviewer: 編集顧問 飯田尚志
(PDFサイズ:261kB)

本欄では,これまで人工知能(AI)に関連した書籍をいくつか紹介してきた。今回は,AIについて誰もが思うのであるが,AIに仕事を奪われるのではないか,奪われるとすればどんな仕事なのか,奪われない仕事は何かを論じ,AIによる「自動化」より人間活動の「拡張」として捉えた書籍を紹介する。本書には宇宙に関連する話もいくつか書かれており,本欄への相応しさが増すと思わる。

> Space Japan Book Review #2
衛星通信研究者が見た
ジョン・マルコフ,滝口範子訳: "人工知能は敵か味方か パートナー,主人,奴隷-人間と機械の関係を決める転換点", 日経BP 社, 2016.
Reviewer: 編集顧問 飯田尚志
(PDFサイズ:288kB)

本書は,米国での「自動化」を目指すAI(Artificial Intelligence)と「拡張」を主眼とするIA(Intelligence Amplifier)のお互いの開発競争のダイナミックな活動をレポートしたものである。本分野の研究は,1960年代に,スタンフォード大学から等距離の反対側の2地点で2人の研究者が,未来のコンピュータを生み出そうと研究所を作ったことから始まっている。学術研究だけでなくベンチャー企業の立ち上げも含めて,NASAやDARPAなどの政府機関,大学,研究所,会社の連携した活動が生き生きと描かれている。


> 衛星通信と私
平松尚子さん
株式会社ジェピコ
(PDFサイズ:413kB)

「近年各地で発生している災害を通じて、SNSを使った連絡や情報収集の有効性がフォーカスされるとともに、災害に強いネットワークの重要性が一般ユーザーにも広く意識されている事だろう。通信衛星の利用が今後もっともっと求められるのは必至だ。」株式会社ジェピコの平松尚子さんに「ユーザーとしての視点を中心に、日常生活の中で感じている」ことを中心にお話いただきました。



編集後記
From Editor

Space Japan Reviewとしては長年衛星通信に関する研究・実用化開発の関連事項を中心に読者に提供しております。それに加えAI時代に関連した事項等をBook Reviewとして積極的に紹介しております。皆さんの感想をお待ちしております。又本号より英文版・和文版を統合いたしますので読者のご理解をお願い致します。(S.K)


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
編集委員長:若菜弘充

ご意見、ご希望をお待ちしております。
編集委員会では、読者の皆様の声をお待ちしております。記載記事へのご意見、ご感想、小誌に対してのご希望などを、郵便かEメールにてお寄せください。宛先は、左記編集委員会「読者の声」係りまで。


SJRのトップへ戻る
本号のトップへ戻る