AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review, No. 95, Winter 2017
No.95 Winter 2017

日本語版 SJR 2017年冬号(No.95) (PDFファイル)

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Cover

B-SAT社の主局(NHK放送センター)運用室、
サイトダイバーシティを行うアップリンク局3局
詳しくは本号Space Japan Milestoneの記事をご覧ください。
写真提供:(株)放送衛星システム(B-SAT)
CONTENTS
表紙
B-SAT社の主局(NHK放送センター)運用室、
サイトダイバーシティを行うアップリンク局3局
詳しくは本号Space Japan Milestoneの記事をご覧ください。
写真提供:(株)放送衛星システム(B-SAT) (JPGサイズ:316kB)
編集委員会からのご挨拶
新年のご挨拶

(PDFサイズ:156kB)

あけましておめでとうございます。読者の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
本年もSpace Japan Reviewを引き続きご愛読のほどよろしくお願いいたします。
2017年元旦   Space Japan Review編集委員会

Space Japan Milestone
次期放送衛星BSAT-4a

株式会社 放送衛星システム
(PDFサイズ:293kB)

現在B-SAT社では次期放送衛星BSAT-4aの調達を進めています。この衛星は米国のスペースシステムズロラール社(SS/L)で製造が進められています。設計、組立て、試験が順調に進めば、2017年後半(秋頃)にアリアンロケットで打ち上げられ、軌道上試験を経てB-SAT社に引き渡される予定です。BSAT-4aはKuバンドの中継器を32台(予備8台含む)搭載しています。現在BS放送を行っている右旋円偏波のほか、初めて左旋円偏波を利用できるようになりますので、従来の倍の放送キャパシティがあります。また、8K・4K放送のサービスでは変調方式に16APSKが用いられるため、中継器性能も従来より高性能化を図っています。

> つれづれエッセイ(4)
気が付けば悪魔と二人三脚
広島工業大学名誉教授
中山勝矢
(PDFサイズ:301kB)

我が国宇宙開発の黎明期から研究開発のみならず、産業化、事業化の観点からも業界をリードして来られた中山勝矢先生にエッセイの形で執筆いただくこととなりました。大変嬉しいことに何回かの連載がお願いできます。軽妙でありながら示唆に富み、考えさせられるエッセイとなるものと期待いたしております。
編集委員 金井宏


> 衛星余話
通信衛星搭載機器の開発担当を経験した立場からの所見
第2話 国内通信・放送衛星搭載機器開発関係 その2
本誌特別編集顧問
北爪進
(PDFサイズ:827kB)

「国内版前節では通信・放送衛星搭載機器の開発経過について述べてきました。この節では衛星システム応用、衛星打ち上げを見学した時の事について見聞した事等に関して個人的見解を述べます。」
北爪進特別編集顧問による衛星余話の連載の4回目(第2話その2)です。日本版Earth Sensorの開発と世界的販売の驚き、AIAA日本衛星通信フォーラムの創設、準天頂衛星システム研究会、衛星測位システムJRANS構想提案、ASBCの創設から準天頂衛星初号機の打ち上げとその経緯を知る記事となっています。Space Japan Review編集委員長



ハロルド・ローゼン博士、“通信衛星の父”逝く。御年90歳
(PDFサイズ:591kB)

Hughes Aircraft Company(現在Boeing)のハロルド・ローゼン博士は、1961年世界最初のスピン安定型通信衛星“シンコム”の開発に成功し、その後スピン衛星HS-333、HS-376、HS-393ワイドボデイの開発、更に三軸安定型衛星HS-601,HS-702を開発し時のベストセラーとなり世界の衛星通信分野をリードしました。去る1月30日、カリフォルニア、サンタモニカの自宅で逝去されました。
心よりお悔み申し上げ博士の栄誉を讃えます。


> Space Japan Book Review
衛星通信研究者が見た
アンドリュー・クレピネヴィッチ,バリー・ワッツ,北川知子訳: "帝国の参謀 アンドリュー・マーシャルと米国の軍事戦略", 日経BP 社, 2016.
Andrew F. Krepinevich and Barry D. Watts:The Last Warrior Andrew Marshall and the Shaping of Modern American Defense StrategyBasic Books, 2015.
Reviewer: 編集顧問 飯田尚志
(PDFサイズ:393kB)

本書は,米国がいかに冷戦下で生き残りをかけて国防戦略を構築し,冷戦の終結に導いたかを記述している。その考え方の中核となる発想や構想には,ランド研究所の研究員であったアンドリュー・マーシャルが米国防総省ネットアセスメント室室長として実施したNet Assessmentが貢献している。本書に書かれている軍事戦略は実際に安全保障を司る関係者にとって重要な情報を多く提供し,特にその考え方には感動を与えることが多く書かれていると思われる。



編集後記
From Editor


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク研究所宇宙通信システム研究室
若菜弘充

ご意見、ご希望をお待ちしております。
編集委員会では、読者の皆様の声をお待ちしております。記載記事へのご意見、ご感想、小誌に対してのご希望などを、郵便かEメールにてお寄せください。宛先は、左記編集委員会「読者の声」係りまで。


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