AIAA 衛星通信フォーラムSpace Japan Review, No. 93, Summer 2016No.93 Summer 2016 日本語版 SJR 2016年Summer号(No.93) (PDFファイル) 最新の記事は念のためリロード(更新)して、ご覧ください。 |
写真:射点で立つJCSAT-14 courtesy by Sky Perfect JSAT Corporation, SpaceX and Space Systems Loral (SSL) |
CONTENTS |
表紙 射点で立つJCSAT-14 写真提供:Sky Perfect JSAT Corporation, SpaceX and Space Systems Loral (SSL) 詳しくは本号「特別記事」をご覧ください。 (PDFサイズ:4.3MB) |
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特別記事 1
JCSAT-14号機打ち上げ成功とその舞台裏 スカパーJSAT株式会社 技術運用部門 衛星技術本部 本部長代行 早坂裕一 (PDFサイズ:639kB)
JCSAT-14号は、2016年5月6日14時22分(日本時間)に米フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地(CCAFS)から打ち上げられ、5月16日(日本時間)に無事に静止化に至りました。この衛星は、新興のロケット運用会社でイーロン・マスク氏が率いる会社として有名なSpaceX社のFalcon9で打ち上げられたことでも注目されました。このたび、スカパーJSATでこの衛星の調達プログラムに携わった早坂裕一 技術運用部門衛星技術本部本部長代行に、衛星打ち上げの舞台裏に関してお話を伺いました。
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特別記事 2 JCSAT-14 打ち上げ現場レポート スカパーJSAT株式会社 技術運用部門 衛星技術本部 衛星技術部 中伏信介 (PDFサイズ:1,048kB) JCSAT-14号機の打ち上げは2016年5月6日にSpaceX社のFalcon9ロケットにて行われました。同衛星の打ち上げキャンペーンは、キャンペーンの途中に同SpaceX社が打ち上げを行うNASAのDragon(国際宇宙ステーションに補給品を輸送する貨物機)の打ち上げ前後の約3週間の中断を挟み、2ヶ月にわたりました。本記事では、4月中旬から再開された打ち上げキャンペーン後半の様子をレポートします。 |
つれづれエッセイ(2) 夢の裏に隠れた災いを見抜く 広島工業大学名誉教授 中山勝矢 (PDFサイズ:268kB)
我が国宇宙開発の黎明期から研究開発のみならず、産業化、事業化の観点からも業界をリードして来られた中山勝矢先生にエッセイの形で執筆いただくこととなりました。大変嬉しいことに何回かの連載がお願いできます。軽妙でありながら示唆に富み、考えさせられるエッセイとなるものと期待いたしております。 |
衛星余話 通信衛星搭載機器の開発担当を経験した立場からの所見 第1話 海外通信衛星搭載通信機器開発関係 その2 本誌特別編集顧問 北爪進 (PDFサイズ:1,559kB) 北爪進特別編集顧問による衛星余話の新連載のその2です。海外通信衛星搭載通信機器開発と題して、INTELSAT-VI号搭載通信機器の開発、海外通信衛星への衛星搭載通信機器の提供と世界への事業展開の始まり、民間用通信衛星トランスポンダ開発と世界への事業展開、AUSSAT通信衛星の開発、TDRS搭載通信機器の開発を取り上げています。 |
Space Japan Book Review 衛星通信研究者が見た スコット・パタースン, 永野直美訳: "ウォール街のアルゴリズム戦争 ", 日経 BP 社, 2015. Scott Patterson: “Dark Pools: The Rise of A.I. Trading Machines and the Looming Threat to Wall Street”, Random House Business Books, 2013. Reviewer: 編集顧問 飯田尚志 (PDFサイズ:316kB) 「衛星通信に最も縁遠い存在ではないかと本欄で株の超高速取引の本を紹介した。その後,この分野における人工知能(AI: Artificial Intelligence)の活躍による株取引が通信回線の高速化以上に影響が大きいという書評があり,調べたいと思ったのであるが,その前に,AI そのものの問題点を探ることに興味を覚え,格好の本を取り上げ紹介した。今回いよいよAI 利用による株取引の本書を紹介する段階となった。...」 |
Education Corner 日本の宇宙産業が、世界を牽引する未来に向けて 首都大学東京大学院システムデザイン研究科 航空宇宙システム工学域 宇宙機力学制御研究室 修士2年 城戸彩乃 (PDFサイズ:1,075kB) 「大学に入学するまで私は、宇宙は理系のものだと思っていた。しかし実際、宇宙産業は理系だけでは成り立たない。技術を持つ人、先駆的な研究をする人、作ったものを売る人、作ったものでサービスを展開する人、利用するために法律を整備する人…文理の垣根を越えて、様々な専門を持つ人々がグローバルに協働することこそが、今後宇宙産業が発展していく鍵になるのだ。」中高生に宇宙開発や宇宙の魅力を伝える大学生・大学院生を中心とした学生団体である、宇宙広報団体TELSTAR 初代代表の城戸彩乃さんに、その取り組みや設立の思いについて語っていただきました。 |
編集後記 |
From Editor 編集委員会では様々な話題が挙がり、とても多くの分野が宇宙や衛星に関わっていることを感じる機会になっています。本誌を通じて、宇宙活動への関心が一層高まるよう、おもしろい話題を幅広く提供できるよう努めます。(YT) |
編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会 |
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