AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 6, 7, 8 & 9, 2014
No.86, June, July, August & September 2014

日本語版 SJR 2014年6, 7, 8, 9月号(No.86) (PDFファイル)

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Cover


自律式車載型衛星通信システム
Capital Productsの記事「災害時に簡易な操作で設置が可能な小型地球局(VSAT)を実用化」をご覧ください。
写真提供:国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
CONTENTS
表紙
自律式車載型衛星通信システム
Capital Productsの記事「災害時に簡易な操作で設置が可能な小型地球局(VSAT)を実用化」をご覧ください。
写真提供:国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
(PDFサイズ:5.2MB)
Executive Comments
「新生JAXA」の新たなチャレンジ

独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
理事長 奥村 直樹
(PDFサイズ:440kB)

「最近、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-UAロケットにより2機の人工衛星を打ち上げました。一つは、今年2月の二周波降水レーダー「DPR」を搭載した「GPM主衛星」、もう一つは、5月の「だいち2」です。結果、H-UAロケットは18機連続での打ち上げ成功となり、H-UBロケット4機とあわせた成功率は、国際水準の目安95%を超えて96.4%になりました。」奥村直樹理事長に「新生JAXAの新たなチャレンジ」と題して新たな組織へ生まれ変わろうとする決意を執筆していただきました。

> Space Japan Book Review
衛星通信研究者が見た
"トリウム原子炉の道 世界の現況と開発秘史"
リチャード・マーティン著,野島佳子訳:
Reviewer: 編集顧問 飯田尚志
(PDFサイズ:330kB)

「本書の最初の部分で,NASA 研究所で宇宙に貨物を運ぶロケットの動力として,核エネルギーを使う方法を研究していた研究者がトリウム原子炉に注目したということが書いてあり,本欄に本書は相応しいと思われた。
著者のリチャード・マーティン氏は,イェール大学及び香港大学卒のサイエンスライター,科学ジャーナリストで,雑誌「ワイアード」,「タイム」,「フォーチュン」などでエネルギー問題に関する記事を多く執筆しているという。また,パイクリサーチ社でクリーン技術によるエネルギー調査報告書の執筆責任者を務めているということである。雑誌「ワイアード」に関しては,ネットワーク科学に影響を与えたWhole Earth Catalog に関係した思想家スチュアート・ブラントが1990 年代初めに関わっていたということなので,ある程度影響力のある雑誌であると思われる。著者はコロラド州ボルダー在住とのことで,実は筆者も同地に1年間滞在したことがあるので,親近感を覚えた次第である。」


> From Aerospace America
モバイル衛星通信システムの復活
新ビジネスを競うコンステレーション
ベン・イアノッタ著
翻訳担当:本誌編集特別顧問・植田剛夫
(PDFサイズ:526kB)

衛星ベースの移動体通信システムが目指したマーケットは、地上の携帯電話網によって奪われたが、ライバル同士のグローバルスターとイリジウムは、音声及びデータ通信の混合サービスによって、倒産の焔の中から立ち上がろうとしている。両社の復活戦略は大きく違うものの、いま、双方の戦略が軌道上および地上ネットワーク上に展開されようとしている。この不死鳥の一方または両方が、焔から抜け出して羽ばたくことができるのか・・・我々はすぐに知ることになろう。
Institute of Aeronautics and Astronautics, Inc. All other rights reserved. Originally published as Ben Iannotta, "Mobile SATCOM Revival: Constellations vie for new business", Aerospace America, January 2014, www.aerospaceamerica.org.


> 特別記事
CCSDS における光通信技術の標準化活動について
荒木 智宏 稲川 慎一
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency, JAXA)
(PDFサイズ:341kB)

宇宙データシステムの国際規格を検討/推奨する委員会として1982 年に各国の宇宙機関により設立された宇宙データシステム諮問委員会(CCSDS : Consultative Committee for Space Data System)がある。CCSDS では、宇宙活動には世界各国の宇宙機関の衛星・ミッション機器の開発分担/衛星運用相互支援/データ利用などの協力が不可欠との共通認識のもと、宇宙データシステムの標準化を目指し、検証も含めた推奨規格の制定を行っている。日本からは、JAXA とNICTが参加している。


> Capital Products
災害時に簡易な操作で設置が可能な小型地球局(VSAT)を実用化
国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学に自律式車載型衛星通信システムを納入
スカパーJSAT株式会社
(PDFサイズ:244kB)

スカパーJSAT株式会社は、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学に被災地やデジタルデバイド地域において簡易な操作で衛星通信ネットワークの構築が可能な自律式車載型衛星通信システムを納入しました。


> Space Japan Interview
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと
−2014年(H26)豪雪災害や豪雨災害の課題と衛星通信−
磯 彰夫
(PDFサイズ:543kB)

2014年(H26)の豪雪災害や豪雨災害の課題と衛星通信について連載で磯彰夫さんにお話しいただきました。世界における降雨強度分布例、降雨強度ゾーンと気象予報用語「雨の強さと降り方」との関係、Ku帯降雨減衰量の累積時間率分布の測定例、37年前の気候に比べた日本の近年の気候の変化、衛星通信回線経由の消防機関への119番救急通報伝達例など様々な観点から解説いただきました。



編集後記
From Editor

 


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所内

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