AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 6, 7, 8 & 9
No.80, June/July/August/September 2012

日本語版 SJR 6, 7, 8, 9月号 (No.80) (PDFファイル)

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Cover

Turksat 地球局

Courtesy of Tursat
CONTENTS
表紙
Turksat地球局(トルコ、アンカラ)
Turksat提供
(PDFサイズ:5066kB)
世界のCEOに聞く
Turksat社CEO Dr. Ozkan Dalbay
(PDFサイズ:552kB)

「SJRではこの度TURKSAT社のCEOであるDr.Ozkan Dalbay社長の来日に合わせ面談を予定していましたが、来日叶わずWebによるインタビューとなりました。TURKSAT社は国策会社として設立以来各種通信サービスを提供されています。このインタビューでは世界の通信サービスの展望やTURKSAT社の事業戦略、またTurksat-4A,4Bでの日本の衛星メーカへの発注の舞台裏等についてお伺いしていきたいと思います。」

> 特集 大型展開アンテナ
30m 級大型展開反射鏡の研究開発と次世代情報通信衛星への適用
宇宙航空研究開発機構
小澤 悟
(PDFサイズ:1,117kB)

「日本大震災で発生した被災地での地上通信網の障害により、被災地は、携帯電話の通話や、安否確認などのためのインターネット環境の利用が困難な状態となりました。このため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、技術試験衛星[型「きく8号」(ETS-VIII)を利用した被災地へのインターネット環境の提供を行いました。」JAXAの小澤悟さんに30m 級大型展開反射鏡の研究開発と次世代情報通信衛星への適用と題して執筆いただきました。

> 特集 大型展開アンテナ
「名もない」展開型宇宙アンテナの進化
慶應義塾大学
三次 仁
(PDFサイズ:635kB)

「宙に大きなアンテナがあると便利なんだ、という話を知ったのは、私がまだ学生だった1980 年代です。ちょうど30 年前の1982 年にNASA が開催したLarge Space Antenna Technology という会議(NASA CP-2269)の講演集に、大口径宇宙アンテナを利用した移動通信システム、衛星音声放送、Space VLBI など様々なアプリケーションが掲載されていて、図書館でわくわくしながら読んだ記憶があります。」慶應義塾大学の三次仁先生に展開型アンテナ黎明期から参加されてきた体験に基づく進化を執筆いただきました。

> Capital Product & Review
ASNAROプロジェクトについて
(財)宇宙システム開発利用推進機構 Japan Space Systems
第一技術本部 研究開発技術グループマネージャ(ASNARO担当)
三原荘一郎
(PDFサイズ:1.7MB)

ASNAROとは、経済産業省の委託「小型化等による先進的宇宙システムの研究開発」を受けて、NECと(財)宇宙システム開発利用推進機構が担当している国際競争力を持つ高性能小型衛星システムの研究開発です。衛星の概要とともに、「衛星設計思想(システム開発アーキテクチャ)の確立」としての衛星開発運用活性化活動について解説いただきました。
この宇宙システム開発利用推進機構(Japan Space Systems)は、平成24年3月30日に(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)、(財)資源探査用観測システム・宇宙環境利用研究開発機構(JAROS)、(財)資源・環境観測解析センター(ERSDAC)が統合されて設立された財団です。

> Space Japan Interview
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと
−早期地震検知システムにおける衛星通信の役割−
磯 彰夫
(PDFサイズ:793kB)

Space Japan Review「地上通信の不感地域や地上通信バックアップのため、 地震を常時監視・検出し、地震警報情報をリアルタイムで伝送する衛星通信システム例を前回紹介していただきました。2011.3.11地震・津波災害時における東北新幹線の早期地震検知システムについて説明していただけますか。」
引き続き磯彰夫さんへのインタビュー記事です。今回は早期地震検知システムにおける衛星通信の役割についてお話しを伺いました。

> Space Japan Milestone
第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)の本格運用の開始
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
森 宗明(PDFサイズ:681kB)

「第1期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)のGCOM とはGlobal Change Observation Missionの略であり、W はWater の略である。水循環メカニズムを解明するため、衛星による全地球規模での長期間(10〜15 年程度)観測を継続して行えるシステムを構築し、観測データを気候変動の研究や 気象予測、漁業などに利用する有効性を実証することがミッションの目的である。」2012年5月18日1時39分に打ち上げられた水循環変動観測衛星シリーズの第1期の衛星GCOM-W1について、JAXAの森 宗明さんに執筆いただきました。

> 世界のニュース
通信衛星やロケット打上げに関する世界の最新ニュースをお届けします。

編集後記
From Editor

 本号は,編集委員の多忙により通常の隔月号の2冊分の6,7,8,9月号と合併号となってしまいましたが,記事としてはトルコの衛星通信会社CEOのインタビュー記事,大型アンテナの特集記事,など充実した内容とすることができました。我が国は,昨年末の総選挙で政権が変わり,アベノミクスと言われる経済重視の政策が浸透しつつあり,今後我が国の経済状況が好転していくこととなれば衛星通信事業や衛星通信製造会社の活動も一層活発化することが期待でき,また宇宙基本法の制定で安全保障上の衛星通信の構築も今後進んでいくものと思われ,衛星通信の重要性が益々高まっていくものと期待できると思います。今後とも記事に対する読者の皆様のコメントをお願いするとともに,SJRをよろしくお願いする次第です。(TI)


衛星通信フォーラム(JFSC)委員会構成(2011年10月13日版)  (PDFサイズ:108kB)


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
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情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所内

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