AIAA 衛星通信フォーラムSpace Japan Review 12 & 1No.77, Decmber 2011 / January 2012 日本語版 SJR 12 & 1 月号 (No.77) (PDFファイル) 最新の記事は念のためリロード(更新)して、ご覧ください。 |
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CONTENTS |
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編集委員会からの新年の挨拶 (PDFサイズ:209kB) 明けましておめでとうございます。2012年となりましたが,昨年は3月11日東日本大震災という大自然災害に見舞われ,多くの人命が失われたばかりでなく,原子力発電所の大事故も重なり極めて多数の避難者の出現という前代未聞の大惨事に見舞われた。これらの災害により,我々日本人の生活態度ばかりでなく,科学技術に対する考え方に大きな影響があったと思う。このような大災害の特に初期段階で,衛星通信は極めて頼れる技術であることを多くの関係者の努力により示された。Space Japan Reviewは引き続き皆様のご協力により役立つ情報を発信させていきたいと思います。引き続きご支援をよろしくお願い致します。 |
Space Japan Opinion 研究開発方法論 衛星通信の研究から研究一般へ B安全保障に関する研究の進め方 飯田尚志 JFSC特別顧問 AIAAフェロー (PDFサイズ:351kB) 本オピニオンでは,衛星通信,特に安全保障としての衛星通信の研究開発の進め方について 議論したい。その理由は,この渾沌の21 世紀に対処するべく,安全保障関連の研究開発の必 要性,特に,衛星通信の研究開発が益々重要になってきているからである。その際,衛星通信 の研究開発だけでなく一般の研究開発においても通ずる研究開発方法について,筆者の元職の 通信総合研究所のマネージメントの経験を踏まえて議論する。従って,内容は筆者の独断と偏 見に基づくものであるが,オピニオンということでご容赦願いたい。 本シリーズの第1回では,競争優位と研究者の心構えについて,第2回では,研究マネージ メントはどう考えるべきかを論じた。そこで,今回の第3回では安全保障に関わる研究の進め 方について考えたい。安全保障関連研究の従来の研究からの相違点,情報の取得と扱い,など のトピックを考えたい。最近の情勢として米国では財政改善のために軍事費削減を行い,同盟 国にはより一層の役割の強化を期待するとしている。今後,情報の取得,流通のため軍用通信 衛星の重要性は益々高まるものと考えられる。 |
特別記事 東日本大震災における「きずな」及び「きく8号」 によるJAXA対応について 宇宙航空研究開発機構 「きずな」:中尾正博、冨井直弥、高山慎一郎、橋本剛正、堀内貴史 「きく8号」:高畑博樹、池田正文、要貴史、砂川圭 (PDFサイズ:2,553kB)
平成23年3月11日に発生した東日本大震災において、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、岩手県
等に超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)及び技術試験衛星[型「きく8号」(ETS-[)の回
線を提供することにより、支援を行った。本資では、その支援状況及び利用状況について報告する。
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Capital Products & Review | |
NICT光通信機器SOTA 情報通信研究機構 高山佳久 (PDFサイズ:439kB)
将来の衛星通信ネットワークにおける大容量データ伝送を行う技術として宇宙光通信の研究開発が注目を集めています。 |
From Aerospace America | |
宇宙プログラムでリスク解析は役に立つのか フレッド・G・ケネディ大佐 (PDFサイズ:853kB)
「我々宇宙業界では、ミッションの失敗や喪失への恐れが「風土病」のように強くなっており、そのせいで宇宙プログラムはしばしば大幅に遅れたり、深刻な予算超過になったり、キャンセルされたりする。損失や故障の可能性は宇宙につきものだと認識することが、このサイクルを打ち壊す唯一の方法である。」 (翻訳担当:編集特別顧問 植田剛夫) |
Space Japan Interview | |
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと 過疎地域における医療サービス拡充補完・補強の役割が期待される衛星通信 その3 アイソ・スペースネット・リサーチ代表取締役 磯 彰夫 (PDFサイズ:893kB) 「SJR インタビュー: 2011 年2 月3 月号において, 過疎地域は、安全・安心な水や農林水産物等の食料、水力発電などの再生可能エネルギーの供給等、国民全体の安全・安心な生活を支える重要な公益的機能を有していることを説明いただきました。また、 2011年10月11月号において、3.11地震・津波の非常災害時に、「2千人を超える規模の臨時避難所となった、石巻市のスーパーマーケットにおいて、仙台市の支社に連絡しようにも、緊急用の衛星電話さえつながらなかった」や「女川町の離島・出島(いずしま)300人の島民を救った海の事件・事故118番衛星電話」等の報道例を引用し、衛星通信地球局の自立電源機能が必須であることを提案されました。先ず、衛星通信可搬型地球局の周波数に対する情報伝送速度及び消費電力動向について示していただけますか 」 前号に引き続き過疎地域における医療サービス分野で期待される衛星通信について、磯彰夫さんにお話を伺いました。 |
Space Japan Book Review | |
RFワールド No.15 特集『衛星と無線通信システム』 CQ出版社 2011年8月 編集委員 福地 一 (PDFサイズ:189kB)
衛星通信に携わる人達にとって、有益な雑誌を手にすることができた。電波関連の特集でお馴染みの「RFワールド」のNo.15だ。必ず大学の衛星通信の授業で触れる、衛星通信技術の基礎的事項から、日本の衛星開発の歴史のなかのよもやま話など、お固い教科書ではふれにくい内容まで含んでいて、読者、とくに日本の衛星開発に少しでも関わった人たちを飽きさせない。 |
世界のニュース | |
通信衛星やロケット打上げに関する世界の最新ニュースをお届けします。 |
編集後記 |
From Editor 東日本大震災の年が明け本格的復興に向け新しい年を迎えました、PTC2012でもEmergency Communications workshop: Eastern Japan Great Earthquake and Tsunami Disasterと題した講演が行われました、そのWork shopにおいて非常時の衛星通信の活躍の例としてETS-VIIIやWINDSの活躍の実例がJSAT衛星と共に日本の関係機関の代表によって世界に向け行われました。 このような状況の中で昨年11月、AIAA JFSCが中心となって計画されたAIAA ICSSC 2011が奈良にて開催され盛大に行われました。本号ではその内容を特集記事として掲載しておりますので是非ご一読頂き感想をお寄せ頂ければ幸甚です。 (編集責任者S.K.) |
編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会 |
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