AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 2 & 3
No.72, February / March 2011

日本語版 SJR 2 & 3 月号 (No.72) (PDFファイル)

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Space Japan Review, No. 72
SSRMSに把持された「こうのとり」2号
JAXA/NASA提供
CONTENTS
表紙
SSRMSに把持された「こうのとり」2号
JAXA/NASA提供
(PDFサイズ:1720kB)
特別記事
宇宙機関が活動する国際会合について
向井 達也(宇宙航空研究開発機構)
玉置 晋(宇宙技術開発株式会社)
(PDFサイズ:192kB)

宇宙機関は、世界中に数多く存在し、それぞれが個々のプログラムを進めると共に、共通するプログラムについては、相互に助け合う仕組みが取られている。その一つに宇宙探査や地球観測を実施する人工衛星の追跡・管制を実施するために地上や宇宙に配置された地球局や中継局から構成される宇宙ネットワーク網がある。この宇宙ネットワーク網で各機関が効率よく相互に運用するには、通信で使用する周波数、データインタフェース等について事前に調整し、決めておく必要がある。今月号は、これらを目的とした宇宙機関の会合について紹介し、翌月号では、最近、議論が始まった光通信について紹介します。

Space Japan Opinion
世界通信網の将来を再考察する
IN・疑問から確信への一歩
池上文夫
(PDFサイズ:326kB)

本記事は2009 年11 月16 日にオスロ会という1966 年のCCIR 第11 回総会出席のOB 会で発表されたものである。著者の池上先生は,逓信省・電気通信省・電電公社通研を通じて28 年,京大で14 年,拓大で8 年,合計で50 年間電波の研究に当たられ,現在は京都大学名誉教授,拓殖大学名誉教授であられる(電子情報通信学会通信ソサイエティマガジン,No.6,秋号,pp.4-10, 2008 参照)。ここにご紹介する記事について先生は,「通信の中の極特殊な問題で,賛成してくれる人もいるが,多くの人はこんな話は世間に通るのかと思うかもしれない。私は情報網にはずぶの素人であるので,通信網の若い研究者の方々に私の議論の誤りを正して欲しいのが目的である。」とおっしゃっている。皆様のディスカッションを期待します。
(飯田尚志,JFSC 特別顧問)

> Education Corner
首都大学東京における実践的な航空宇宙に関する教育研究活動
首都大学東京 システムデザイン研究科 航空宇宙システム工学域
助教 渡部 武夫 准教授 佐原 宏典 (PDFサイズ:806kB)

「本学では、研究室単位での他機関との様々な共同研究・プロジェクトの他、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や情報通信研究機構(NICT)と連携して大学院 教育を行う連携大学院制度を導入する等、研究開発の現場に学生が参加することの意義を重視している。」
首都大学東京で取り組む実践的教育研究活動を、衛星テザー(紐状構造物)の実証実験、衛星設計コンテストへの参加と2つの事例とともに執筆いただきました。教育現場で「プロジェクト」型実践への参加を通して「インタフェース整合の苦労を知る者は、恐らく良いシステムを組み上げることが出来、新しいモノや知識を生み出す大きな力と自信を獲得するであろう。」と述べられているように学生達が格闘する様子が描かれています。


> Space Japan Milestone
「こうのとり」(HTV)のISSドッキング、連続成功
編集委員 島田政明
(PDFサイズ:312kB)

2011年1月22日14時37分57秒快晴の中、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機を搭載したH-IIBロケット2号機が打上げられました。現状を解説いたします。


> 記事
我が国の安全保障を考えるディスカッション@AIAA-JFSC総会
日時:2010年6月1日 14:30-17:00
(PDFサイズ:1683kB)

司会:福地 一
安田靖彦:わが国の安全保障問題についての一私見
飯田尚志:安全保障としての衛星通信の考え方
若菜弘充:安全保障と衛星通信:通信技術の観点から
「(司会)安全保障と衛星通信に関する忌憚のないディスカッションをJFSC総会の前イベントとして関係者で行うことにした。今日は安田先生,飯田さん,若菜さんにお願いします。まず安田先生からよろしくお願いします。」
平成22年6月1日(火)首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパスで開催されたAIAA衛星通信フォーラム(JFSC)の2010年度の総会時に行われた講演・ディスカッションの内容を掲載いたします。総会の報告はTopics From Within「AIAA 衛星通信フォーラム 2010年度年次総会報告」福地 一(Space Japan Review, No. 69, August / September, 2010)に掲載されています。


> SPACE JAPAN BOOK REVIEW (衛星通信研究者が見た)
P・W・シンガー著 "ロボット兵士の戦争"
Reviewer: 編集顧問 飯田尚志
P・W・シンガー,小林由香利訳: "ロボット兵士の戦争", 日本放送出版協会, 2010.
(PDFサイズ:274kB)

(原本)Peter Warren Singer: "Wired For War-The Robotics Revolution and Conflict in the 21st Century", Penguin Press, 2009.
「ロボットといえば我が国は産業用ロボットの利用が進んでおり,2足歩行ロボットや介護ロボットなどの研究も盛んで世界の中でもその技術は相当進んでいると思っている。しかし,平和憲法があることから兵器としてのロボット研究という観点はゼロではないかと思う。本書は我が国では扱われていない兵器としてのロボット情報であり,我々が今まで知らない興味ある知見を多く提供してくれる。それとともに,後述するが,もっと進歩すると人間がロボットに支配されてしまうのではないかという狂気に迫る側面もあることが分かった。それでは早速紹介しよう。」


> Space Japan Interview
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと
過疎地域におけるデジタルデバイド解消の切り札として期待される衛星通信 その1
情報通信研究機構
磯 彰夫
(PDFサイズ:360kB)

今回のインタビューは、過疎地域におけるデジタルデバイド解消の手段として期待される衛星通信サービスについてです。過疎問題と対策の現状、衛星通信サービスの導入による波及効果、森林資源、水資源に関する現状と通信サービスの利用状況など具体的な統計データに基づいて社会基盤と衛星通信サービスの結びつきを解き明かします。


> 学会だより
IAC2010参加報告へ
情報通信研究機構(NICT)
豊嶋守生、鈴木龍太郎
(PDFサイズ:1,000kB)

第61回目のInternational Astronautical Congress(国際宇宙会議)が、2010年9月26日〜 2010年10月3日まで、チェコ共和国のプラハ市のPrague Conference Centre で開催された。本稿では、SCAN(SPACE COMMUNICATIONS AND NAVIGATION COMMITTEE)のシンポジウムセッションを中心に会議の内容を報告する。


> 学会だより
電子情報通信学会衛星通信研究会報告
NTTアクセスサービスシステム研究所
杉山 隆利
(PDFサイズ:140kB)

電子情報通信学会 衛星通信研究会(SAT研)は、宇宙・航行エレクトロニクス研究会(SANE研)と併催で2011年2月24、25日の日程で研究会を開催しました。両研 究会による併催研究会は数年来、年に1度この時期に企画されており、互いの情報交換と交流の促進に貢する活動となっています。


> 世界のニュース
通信衛星やロケット打上げに関する世界の最新ニュースをお届けします。

編集後記
From Editor

 本号では,特別記事,Space Japan Opinion,Education Corner,Space Japan Milestone,Space Japan Book Review,Space Japan Interview,学会だより,世界のニュースと,執筆の皆様のご協力によりほぼフル構成とできた上に,記事としてAIAA-JFSC総会のときに行われた我が国の安全保障を考えるディスカッションを収録し,充実した内容とすることができた。本号が出来上がってから我が国は未曽有の東日本大震災に襲われ,死者行方不明者併せて2万5千人以上という非常に痛ましい犠牲者を出した。さらに原子力発電所事故という未経験のしかも現在も進行中の事態に晒されている。このようなときに重要なのは情報であり,衛星通信が活躍しており,その状況については,現在,担当者は奮闘真っ最中であるこことからしばらくおいて本SJRにも報告することを編集委員会で話し合っている。今後とも記事に対する読者の皆様のコメントをお願いするとともに,今後英文版も充実していくよう努力を続ける所存ですので, SJRをよろしくお願いする次第です。(TI)


衛星通信フォーラム(JFSC)委員会構成(2010年6月1日版)  (PDFサイズ:110kB)


編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
情報通信研究機構 新世代ワイヤレス研究センター内

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