AIAA 衛星通信フォーラムSpace Japan Review 8 & 9No.69 August / September 2010 日本語版 SJR 8 & 9月号 (No.69) (PDFファイル) 最新の記事は念のためリロード(更新)して、ご覧ください。 |
ViaSat-1の外観 詳しくは、本号の「世界のCEOに聞く」を参照してください。 |
CONTENTS |
表紙 (PDFサイズ:500KB) |
|
Executive Comment 関 係 構 築 が 全 て マーク・S・モーリス(Mark S. Maurice) AIAA副会長(国際部門担当) 空軍科学研究局(AFOSR)国際部長 (PDFサイズ:341kB) AIAA副会長(国際部門担当)であると同時に,米空軍科学研究局(AFOSR)国際部長であるマーク・S・モーリス博士からのExecutive Commentでは,同氏の個人的見解であると断った上で,AFOSRのヨーロッパ航空宇宙研究開発事務所(EOARD)及びアジア航空宇宙研究開発事務所(AOARD)の活動を概観し,世界の研究支援を通じて研究者間の関係構築が研究促進のために重要であることを述べている。 |
世界のCEOに聞く | |
Mr. Mark Dankberg Chairman and CEO ViaSat, Inc., Carlsbad, CA (PDFサイズ:733kB) 「未来の衛星通信のために最も重要な要素のうちの1つは、人材教育を進める必要があることだと思います。」このインタビューで、ViaSat Inc.の会長兼CEOである Mark Dankberg氏が、Ka帯ブロードバンド衛星通信アプリケーションにおける事業戦略について、米国国内のみならず世界的な視野立ち、深い情熱を持って我々Space Japan Review読者に語りかけています。 |
シリーズ 小型衛星 | |
超小型衛星「Negai☆”」の開発と運用 黒木 聖司(創価大学) (PDFサイズ:2.2MB)
「創価大学大学院情報システム工学専攻黒木研究室では超小型衛星Negai☆”(「ねがい」と読む)を開発し、この衛星は2010年5月21日にH-IIAロケット17号機で種子島宇宙センターから宇宙へ成功裏に打ち上げられミッションも成功し6月26日に大気圏再突入した。この衛星はCubeSat(一辺10cmの立方体で質量は1kg以下の超小型衛星)とよばれる衛星に属する。」 |
衛星余話 | |
ある衛星通信技術者の思い出(第5回) CSデジタル放送の立上げ準備とJ-3衛星 橋本和彦 (PDFサイズ:334kB)
「前回の最後のところで、CSデジタル放送に向けての社内勉強会のことを書いた。それがトリガーとなり、その後の「スカパー」ビジネスへと発展してゆく。このとき平行して進んでいたのが次期衛星JCSAT-3計画である。私はこの両方に関与し、そしてこの二つを組み合わせるべく動いていた。今回(第5回)と第6回(最終回)でCSデジタル放送(スカパー)の立ち上げ期について書くと共に、J-3衛星についても書くことにする。」 |
Space Japan Interview | |
昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと 離島衛星電話・TV中継サービスと6/4GHz通信衛星アンテナと中継器 情報通信研究機構 磯 彰夫 (PDFサイズ:228kB) 最初に「衛星余話」として執筆いただき、Space Japan Interviewとしては前号に続いて2回目「昭和の宇宙に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと」と題して情報通信研究機構の磯彰夫さんに離島衛星電話・TV中継サービスを中心にインタビューいたしました。我が国の通信衛星「さくら」が具体化された昭和40年代の国際的な情勢、電話やテレビの普及状況、それに基づく通信衛星を用いた離島電話やテレビ中継サービスの需要予測から将来の公衆電話・加入電話サービスのあるべき姿など幅広くお話をうかがうことができました。 |
衛星通信と私 | |
「衛星回線を通じて学ぶそれぞれのお国柄」 情報通信研究機構 (NICT) 新世代ネットワーク研究センター 藤枝 美穂 (PDFサイズ:504kB) 「NICTでは日本標準時を維持、供給している。その維持のためには各国の標準時との時刻比較、つまり日本標準時は進んでいるのか・遅れているのかを精密に測定する必要がある。」各国の標準時を高精度に比較するために通信衛星を用いた時刻比較実験が行われています。これにたずさわっている情報通信研究機構(NICT)の藤枝美穂さんに執筆いただきました。中国、インド、ドイツ、ロシアなど参加各国での対応の違いからそれぞれの国がらをうかがい知ることができます。 |
衛星通信と私 | |
スカパーJSAT株式会社 技術運用本部 サービス運用部 鈴木未来 (PDFサイズ:334kB)
「もし障害が発生してしまった場合でも、まずはお客様の為にはどのようにするのがベストか、やるべきこととその優先順位を考え、責任を持って行動することを心掛けています。」 |
Topics from Within | |
AIAA 衛星通信フォーラム 2010年度年次総会報告 JFSC事務局長 福地 一 (PDFサイズ:238kB) AIAA衛星通信フォーラム(JFSC)の2010年度の総会が平成22年6月1日(火)首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパスで開催された。議事は活動報告、Space Japan Reviewの発行、2009年度収支報告、2010年度活動計画及び予算案、役員及び運営委員の交代等。ミニシンポジウム 「衛星通信と安全保障」とともに報告します。 |
Topics from Within II | |
Call for Papers Joint Conference 2011 of 29th AIAA International Communications Satellite Systems Conference (ICSSC-2011), 17th Ka and Broadband Communications Navigation and Earth Observation Conference and 9th BroadSky Workshop (PDFサイズ:150kB)
2011年のAIAA ICSSCは11月28日から12月1日にかけ晩秋の奈良市で開催されます。今回は、これまでイタリアで開催されてきましたKaバンドコンファレンスとジョイントでの開催です。Call For Papersを掲載いたしますので、開催日及びアブストラクト締め切り日をスケジュールに。 |
学会だより | |
電子情報通信学会 衛星通信研究会 情報通信研究機構 高山佳久 (PDFサイズ:120kB) 2010年7月、電子情報通信学会 衛星通信研究会(SAT)は、アンテナ・伝播研究会(APと併催で下記の研究会を北見工業大学で開催された。AP研関連の発表は7月21日から23日の3日間、SAT研関連の発表は7月22日と23日の2日間である。併催研究会のテーマは「衛星,移動通信におけるアンテナ・伝搬技術及び一般」であり、多数の一般講演と2件の特別講演、1件の特別講演を含む6件から成るオーガナイズドセッション、およびAP-S Japan Chapterによる1件の特別講演が行われた。 |
Space Japan Milestone | |
NEC、「光空間通信技術の研究開発」を総務省より受託
(PDFサイズ:112kB) 総務省は、平成22年度情報通信技術の研究開発に係る提案の公募案件の一つである「光空間通信技術の研究開発」の研究開発実施機関として外部評価の結果、日本電気株式会社(NEC)を採択しました。光衛星通信の研究が一歩前進。 |
宇宙通信相談室
「準天頂衛星」という衛星が近々上がるそうですが、日本の天頂に止まっている衛星というのは実現できるのですか? (PDFサイズ:139kB) 宇宙や衛星に関する疑問を平易な言葉でお答えするコーナーです。 |
世界のニュース | |
通信衛星やロケット打上げに関する世界の最新ニュースをお届けします。 |
編集後記 |
(PDFサイズ:164kB)
本号では先ずAIAA副会長であると同時に、米空軍科学研究局{AFOSR}国際部長であるマーク・S・モーリス博士からのExecutive Commentでは各研究者間の関係構築が研究促進の為に重要であるとの見解を頂いた。CEOに聞くではViaSatのMr. Mark DankbergよりKa-band Broad Band衛星通信事業が現在米国のみならず世界的視野で展開されておりその事業展開と人材獲得の重要性について述べられた。衛星余話で現在のSP JSATの立ち上げ時に活躍された橋本和彦氏、Space Japan Interviewでは"昭和に咲くCS「さくら」の開発から学んだこと"の磯 彰夫氏、図らずも1977年打ち上げのKa-Band 通信衛星「さくら」の開発とその応用で当時活躍された人々の記事に会い、私自身もこの両プロジェクトに当時少なからず関わっており、Ka-band通信衛星の開発を世界に先駆け行ったことが今2010年代Ka-band Broad Band事業として世界的視野で発展していることに、研究開発とその実用化における人材交流の重要さを重ね合わせ感慨を覚える、SJRの読者にこのような記事を提供できることに幸せを感じています、引き続き,読後のご意見を頂ければ幸甚です。 |
編集:AIAA衛星通信フォーラム編集委員会 |
ご意見、ご希望をお待ちしております。 |