AIAA 衛星通信フォーラム

Space Japan Review 2 & 3
No.66 February & March 2010


日本語版 SJR 2 & 3月号 (No.66)(PDFファイル)

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表紙

NEC小型衛星NEXTAR想像図

(コピーライト:NEC)

Contents

表紙  (PDFサイズ:434kB)


世界のCEOに聞く

矢野薫 日本電気株式会社社長
     (PDFサイズ:204kB)

「この開発中の高機能小型衛星「ASNARO」は、高い地上分解能の光学センサを搭載しながら、製造コストは大型衛星の1/3に抑えています。高機能小型衛星は、低価格・短納期と高機能のぎりぎりのバランスで成り立っており、これは長年にわたり関係者が築き上げた小型・軽量化技術がなければ実現できません。」
日本電気矢野薫社長に、今後の宇宙開発分野への基本戦略についてお伺いしました。


特別記事

「平成20年度宇宙機器産業実態調査結果」概要
(社)日本航空宇宙工業会技術部部長 前島哲夫
     (PDFサイズ:204kB)

日本航空宇宙工業会では、毎年度、我が国の宇宙機器産業の実態を把握するため、「宇宙機器産業実態調査」を実施し、宇宙機器産業データ集として発行しています。この調査は、わが国の宇宙機器産業の実態を把握することができる唯一の調査で、宇宙機器産業に携わる企業にアンケートを実施したものです。
ここではその概要を解説いただきました。


衛星通信と私

航空宇宙産業の街Toulouseでの技術移転
情報通信研究機構(NICT)
電磁波計測研究センター 福永 香
   (PDFサイズ:419kB)

ポリイミドやテフロンに、電子線を照射し、計算通りの位置に蓄積する内部電荷を見せて回った。これで、CNESの担当者が電子線を照射しながら、in-situで樹脂内部に電荷が蓄積していく様子を見たいと、乗り気になり、CNESの真空チャンバー内にNICTの開発した空間電荷分布測定ユニットを導入することになった。
世界初の「電子線照射中の高分子内部への電荷蓄積現象」に成功し、フランスToulouseで技術移転を果たしたNICT福永香さんに書いていただきました。
フランス人相手の交渉術もとても参考になります。



学会だより(1)

電子情報通信学会衛星通信研究会
衛星通信研究会専門委員長
本誌編集委員長 若菜弘充
   (PDFサイズ:419kB)

2010年2月26日開催された電子情報通信学会衛星通信研究会の模様を報告したします。今回の研究会は、宇宙・航行エレクトロニクス研究会との併催で、独立行政法人情報通信研究機構小金井本部で、「衛星応用技術及び一般」をテーマとして開催されました。



学会だより(2)

PTC 2010 に参加して
特別編集委員 北爪 進
   (PDFサイズ:419kB)

PTC (Pacific Telecommunications Counsel)は毎年1月Hawaii Oahu島のHilton Hawaiian Villageで開催されており、今年は32回目の開催であり1月17日より20日まで開催された、今年のテーマはCloudであり”Embracing the Cloud: Enabling Connectivity and Innovation”をメインテーマと名つけ実施された、ここ数年はロボットなどが主流となっていたが、漸くPTCの本来の目的であるTelecommunicationに回帰したような印象をうけた。ネットワークと通信技術の融合に焦点を置くことが再認識されたように感じた。



学会だより(3)

第16回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-16)
情報通信研究機構
本誌編集委員長 若菜弘充    (PDFサイズ:419kB)

2010年1月26日から29日、タイのSofitel Centara Grand Bangkokホテルにおいて、第16回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-16)が開催され、参加する機会がありましたのでここに報告します。このAPRSAFは、アジア太平洋地域の政府、宇宙機関関係者等が、宇宙開発利用の最新動向と各国状況に関する情報交換や国際協力活動の実施に向けた議論を行う場として1993年より毎年開催している。日本と開催国との共催で開かれ、今回は日本の文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、タイ科学技術省(MOST)、タイ地理情報・宇宙技術開発機構(GISTDA)(後援:宇宙開発戦略本部)が共催して、27カ国、10機関から約310名の参加があった。



衛星余話

ある衛星通信技術者の思い出(第2回))
橋本和彦    (PDFサイズ:419kB)

「鹿島でもATS-1のSSCCの信号を受信し地球画像化した。私は計算機とAD変換器を使ってそのアナログ信号をデジタル処理し、光の強さを数字化し丸い地球画像をプリンター上に描いた。日本で初めての静止軌道からの地球のデジタル画像処理は私だと 思っている。」
前号に続き、橋本和彦さんに、第2回として「アメリカの通信衛星を使った実験時代」と題して執筆いただきました。1964年から始まるリレー衛星を使ったテレビ伝送、電話伝送実験や、1966年から始まったATS衛星シリーズを用いた時分割多 元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)実験や衛星測距、地球画像伝送など様々な世界初、日本初の実験の様子をうかがい知ることができます。お楽しみください。



From Aerospace America

GPS II/IIIの新しい将来性
J.R. ウィルソン(寄稿ジャーナリスト) 和訳:本誌編集特別顧問 飯田 尚志    (PDFサイズ:419kB)

本文はAIAA Aerospace America 誌の許可に基づく次の記事の翻訳である。(This article was reprinted with the permission of Aerospace America.)J.R.Wilson: "New Capabilities for GPS II/III", Aerospace America, pp.32-36, Feb. 2010.



宇宙通信相談室:Q&A

「最近の衛星の表面は何故真っ黒なのでしょうか?」
   (PDFサイズ:419kB)


世界のニュース





編集後記

本号(2月/3月号)で御紹介した宇宙機器産業実態調査結果概要にもある通り、我が国の宇宙機器産業は1998年を ピークとして低迷しているものの、近年徐々に回復傾向にあります。 宇宙基本法の成立を契機とした、宇宙産業の益々の発展を期待し、今後SJRでも盛り上げていきたいと思います。 産官学の各種記事、是非御一読頂き、読者の皆様からの御意見・御感想お待ちしております。 (編集委員I.K)



JFSC委員会構成  (PDFサイズ:73kB)





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