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From Aerospace America I
産業界展望
「静止通信衛星は増加,ロケット打ち上げ計画は減少」
マルコ・カセーレス(Marco Caceres),ティール・グループ
(PDFサイズ:204kB)
本文はAIAA Aerospace America 誌の許可に基づく次の記事の翻訳である。
(This article was reprinted with the permission of Aerospace America.)
Marco Caceres: "Industry Insights: GEO Comsats Up, Launch Programs Down", Aerospace America, Vol.47, No.4, pp.20-22, Apr. 2009.
翻訳:飯田尚志,SJR 編集特別顧問
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From Aerospace America II
「中国:宇宙大国への途」
マイケル・ウエストレイク (Michael Westlake) (PDFサイズ:204kB)
本文はAIAA Aerospace America 誌の許可に基づく次の記事の翻訳である。
(This article was reprinted with the permission of Aerospace America.)
Michael Westlake: "China on Course in Space", Aerospace America, Apr. 2009
翻訳:植田剛夫、SJR編集特別顧問
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米国航空宇宙学会(AIAA)会員募集中
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Selected Paper
「Kaバンド衛星回線によるボディエリアネットワークデータ中継実験」
情報通信研究機構 李 還幇 (PDFサイズ:218kB)
安心安全な福祉社会を実現するために、高度な医療とヘルスケアを支える医療情報通信技術(MICT; Medical ICT)への関心がますます高くなり、さまざまな研究が行われている。近年MICTの1つとしてボディエリアネットワーク(BAN; Body Area Networks)が注目され、医療またはヘルスケアサービスの効率を高め、品質を向上させるなどにおいて期待が寄せられている。生体データセンサーと組み合わせて用いることにより、BANは種々のセンターデータを収集するとともに、信頼度の高いネットワークを形成してリアルタイムのデータモニタリングをサポートできる。以上の特徴から、BANは病院における患者の状況把握のみならず、老人の在宅健康管理やフィットネス補助などにも重要な役割を果たせる。
一方,特に医療とヘルスケアなどの利用において、BANで収集されたデータを医者または専門家に診てもらう必要がある。BANデータを配信するために既存のインフラを利用でき、その候補として、光ファイバーに基づくインタネット、携帯電話回線、衛星通信回線などがある。これらの中で、特に事故現場と大規模災害などで緊急に医療データ伝送が必要な場合や、インフラが整えない離島と過疎地域などでは、迅速に設定できる衛星回線の利用が望まれる。
今回、プロトタイプBANシステムで取得したデータをKaバンド衛星回線を用いて伝達する実験システムを構築して、基礎実験を行った。ここで同実験システムと基礎実験の一部について紹介する。
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Education Corner
「WINDS衛星のビデオサービスに関する研究」
首都大学東京 システムデザイン学部(高知工科大学客員教授)西谷隆夫
(PDFサイズ:218kB)
「2011年を目指して地デジ放送の準備が着々と進んでいる。しかし、一方では深い山間部や離島などの難視聴地区が発生する。この対策としてアナログ放送停止時にBS放送で東京地区のキー局放送を再送信するセイフティネットの計画も進んでいる。」このような状況のもとで、さらなる難視聴対策として、WINDS衛星を用いた地上デジタル放送の再送信サービスを提案いただきました。
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学会だより
「ICSSC2009参加報告」
情報通信研究機構 有本好徳 (PDFサイズ:218kB)
2009年6月1日から4日にかけてスコットランドの首都エジンバラで開催されたAIAAのInternational Communications Satellite Systems Conference (ICSSC2009)の報告を、情報通信研究機構の有本好徳氏にしていただきました。講演内容の紹介の後に、6月1日開催されたAIAA通信システム技術委員会(TCCS)会合についての紹介もあります。
「講演会場は、エジンバラの郊外に位置するHeriot Watt University内にあるConference Centerで、講演発表は講堂と3つの小会場を使って前後にPlenaryを挟んだ4つの並行セッションにより進められた。6月1日にはコロキウムが行われ、6月2日から4日の3日間で91件の講演と3つのパネルディスカッションが行われた。講演会の参加登録者は144名で、ちょうど新型インフルエンザの感染拡大が心配されていた時期でもあり数件の講演中止があったものの、ヨーロッパ・アメリカからの参加者により盛況であった。
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Topics from Within
「AIAA 衛星通信フォーラム 2009 年度年次総会報告」
事務局長 福地一 (PDFサイズ:218kB)
AIAA 衛星通信フォーラム(JFSC)の2009 年度の総会が平成21年5月15日(金)
首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパスにて開催されました。JFSC事務局長の福地一首都大学東京教授より報告していただきました。総会では、2008 年度活動報
告、2008 年度会計報告及び監査報告、AIAA TCCS 出席報告、ICSCC 開催予定、2009年度活動計画及び予算計画の審議、2009 年度役員体制の確認がなされ、最後に、全ての議題について承認がなされたことを確認し、2009年度JFSC 総会が閉会されました。なお、当記事にもありますが、2011年のAIAA-ICSSC国際会議は日本で開催される予定で今後準備を開始することとなりました。
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編集後記 (PDFサイズ:114kB)
本誌の親学会であるAIAA(米国航空宇宙学会)では、毎年国際会議International Satellite Systems Conference (ICSSC)を開催している。2009年は6月1日から4日かけ英国エジンバラで開催された。その模様を今号の「学会だより」で詳しく紹介している。参加者、論文数は減少傾向にあるが、講演内容をご覧いただければわかるように物理層の研究やビジネス紹介としての衛星通信に関する講演だけではなく、ネットワーク、サービス、アプリケーションを統合した衛星通信システムとしての研究開発や新たな技術開発の動きもありそうだ。このICSSCは、2011年には日本で開催する予定で、JFSC(衛星通信フォーラム)でも実行委員会の組織化を始めた。本号中段にあるようにAIAAの会誌Aerospace Americaには衛星関連の興味深い記事が掲載されている。是非、AIAAの活動に会員として参加していただくとともに、今後本誌で周知する予定のAIAA-ICSSC2011の開催にもご注意いただきたい。(編集責任者hw)
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